BS朝日『激論!クロスファイア』見ました。
皇位の安定的継承こそが天皇陛下のご意志では
ないのか・・・という話題になり、
おおっ ここから本格的な議論になるぞ!!!
と思ったところで、番組終了。
えええッ。
と思ったので、二度見た。
おおっ ここから本格的な議論になるぞ!!!
と思ったところでやっぱり番組が終わってしまった。
あっという間でした。
八木秀次氏が、側室制度の代替として
「医療技術が発達している」とコメントしたことは、
まさにドン引きの一言に尽きます。
この人、出産がどういうものか
何もわかってないんじゃないかしら?
男女が産み分けられると? それをやれと?
あるいは男が生まれるまで出産し続けろと?
憲法とか皇室の専門家の前に、人間を学びなさい
としか言いようがない。
もう一つ、ちょっとよくわからなかったのが
特例法付帯決議の読点の話。
一、政府は、安定的な皇位継承を確保するための
諸課題、女性宮家の創設等について、皇族方の
ご年齢からしても先延ばしすることはできない
重要な課題であることに鑑み、本法施行後速やかに、
皇族方のご事情等を踏まえ、全体として整合性が
取れるよう検討を行い、その結果を、速やかに
国会に報告すること。
赤字がおわかりになるでしょうか。
諸課題のあとに「、」が入っています。
八木氏はこの「、」が重要だと言います。
「、」が入っていることによって、
後に続く「女性宮家の創設等」は
諸課題のうちの一つに過ぎないことを表している
というのです。
うん???
要するに女性宮家の創設は、安定的皇位継承のために
講ずる手段の一つにすぎず、ほかにもあるぞって
言いたいのでしょう。
つまりそれが旧宮家の皇籍の復帰。
だけどこれ、普通に読めば、女性宮家の創設が
より強調されている文章ではないでしょうか。
たとえば「、」ではなく「とりわけ」を入れてみます。
一、政府は、安定的な皇位継承を確保するための
諸課題とりわけ女性宮家の創設等について、皇族方の
ご年齢からしても先延ばしすることはできない
重要な課題であることに鑑み・・・
こういう文意の「、」のように思っていたけどなあ。
いずれにせよ、わざわざ「女性宮家の創設等」と
具体的に書いてあることの意味を
無視していいことにはなりません。
なんだか男系継承を絶対とするがゆえに
かなり現実離れした、飛躍した論理展開で
意味不明に陥り、その整合性を取るために
さらに意味不明に陥っているように見えます。
男系固執派がいかに滑稽であるか、
あらためて実感することのできた番組でした。
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